最高の焼きそばを作ろうとしたら失敗した話
焼きそばが好きです。
わたしは太麺のもちもちよりも、いわゆるオーソドックスな、
3袋で売られてるまるちゃんの焼きそばみたいなやつが好きです。
そんな中、新しい焼きそばの可能性を見出すきっかけになったのは
私の中の刺客(※)、土井善晴先生が『おかずのクッキング』2018年6/7月で紹介されていた野菜焼きそばのレシピです。ピーマンと豚バラが入った焼きそば。
(※いつも参考にさせてもらっている料理研究家が複数名おり、その方々のことを私は「我が家の料理の刺客」と勝手に呼んでいます。土井先生は食に対する考え方含め、もっとも敬愛する先生、もとい刺客の1人です。)
ここに掲載されている焼きそばレシピが非常に好きなのですが、つい先日、別の刺客である樋口直哉さんの焼きそばのコラムを見て、とっても試したくなりました。
レシピを見ると、土井先生のレシピと共通する部分もあり。
そこで私はひらめいたのです。
「すでにあるお気に入りのレシピにこのレシピの工程を加えたら素晴らしい焼きそばができるのでは?」
ということで、作ってみました。
すると・・・
結論、めちゃくちゃ中途半端な誰も喜ばない焼きそばができてしまいました。
味はぼやけてるし、なんかべちゃっとしてるし、野菜は水っぽいし、とても悲しい気分になりました。
大事な家族との食事の時間をつい、ぼやきながら過ごしてしまいました。
たくさんマヨネーズをかけてなんとか完食しました。
何が悪かったのか改めて振り返って見ると
1、慣れない工程に手間取る
2、手間取ることがある程度想定できたので火加減をちゃんと見れないことを踏まえ、終始弱火で調理
3、2つのレシピを混ぜたことで独自のレシピになってしまい、結局双方の良いところが潰れている。
この反省点を生かし、次回は以下で再チャレンジします。といっても、基本の基本に立ちもどるだけなのですが。
1、ひとつのレシピを忠実に守る
2、材料はあらかじめ全て手元に用意し、調理に集中する
実は、料理好きと自称しながら料理の成功率があがるようになったのは本当にここ半年〜1年ほど。それまでは家族に全然喜んでもらえていませんでした。
理由は、上記の2点を守らず自分なりのアレンジでそれなりに作っていたから。
家族からレシピを守るようにしつこく言われ、ようやく最近それなりに褒められるようになったのに。慢心でした。反省反省。
ちなみに、レシピを混ぜてしまったので改めて土井先生のレシピを読み直して見ると
使っていたソースの種類を長らく間違えていたことに気づきました。
ウスターソース+とんかつソースを使うところを、ずっとウスターソース+おたふくソース使っていました。
どうりで2回目以降、1回目ほどの感動がないなと思っていたんですよね。
そういう発見があったことを思うと、今回の失敗は有益だったのかもしれません。
レシピはちゃんと読みましょう。