弁当研究・試食から学ぶ
引き続きお弁当の研究を続けています。
ここ最近は見た目の研究に重きをおいてきました。
ここにきて、大前提の「味」にも着目します。
普段、作った時や詰める時に味見をするようにしていますが、
お弁当は「作って一晩、詰めて数時間経った状態」で食べるので、
自分が把握している味と
家人が実際に味わっている味は
違うのではないかと気づいたからです。
また、お皿に並べて食べるのとお弁当箱にギュウギュウに詰められているのでは
味移りなどもあると思われるので、その辺も気になりました。
ということで、自宅でお弁当を食べるべくこの週は2人分作りました。
一つは自分の。お昼時まで蓋を閉めて常温に置いておきました。
1日目:
大麦ごはん(洗い米を前日に用意。当日大麦と一緒に早だきモード。)
鮭フレーク(市販品)
梅干し(市販品)
メンチカツ(オイシックスの冷凍。当日揚げた)
ゆで卵の塩麹漬け(つくりおき)
おからの煮物(つくりおき)
小松菜の浅漬け(つくりおき)
2日目:
みょうがごはん(具材と洗い米を前日に用意。当日朝に早だきモード。)
焼き鮭(前日焼いた)
焼きししとう(前日焼いた)
甘くない卵焼き(前日焼いた)
ひじきの生姜煮(つくりおき)
小松菜の浅漬け(つくりおき)
ラディッシュの酢醤油漬け(つくりおき)
なお、おかずの一部は以下を参考にしました。
・小松菜の浅漬け
クックパッドから。
・ひじきの生姜煮
土井善晴の和食アプリから。
・ラディッシュの酢醤油漬け
雑誌『おかずのクッキング』173号(2011年4•5月号)から。
・焼き鮭
樋口直哉さんの焼き魚の焼き方を参考に。有料ですが良いコンテンツです。
食べてみての感想ですが
1日目:
良かった点
・おからが意外と汁漏れしていなかった。おからが汁気をホールドしてくれていたのかも。
・メンチカツは当日揚げたのにも関わらずフニャフニャだった。
でも、それはそれでおいしかった。お弁当の揚げ物って「揚げたての劣化版」でなくもはや別の食べ物なんですね。(これには家人も同意)前日に揚げてもおいしさはそこまで変わらないのであればそうしたい。試してみよう。
改善点
・ごはんをギュウギュウに詰めすぎているせいで米が固い。お腹いっぱい食べてもらいたいのとお弁当全体の傾きを防ぎたいために隙間を減らそうと詰めすぎた。しかし、もうちょっとふんわり詰めてもいいのかもしれない
・ゆで卵の黄身が柔らかすぎて心配だったけど意外と普通に食べられた。でもやっぱり夏は衛生面で怖いのと、他のおかずに黄身が飛び散るのが嫌なのでもう少し固めにゆでよう。(今回は8分半)
2日目:
良かった点
・全体的においしかった。やっぱり好きな物を入れるとテンション上がる。(家族みんな鮭と卵焼きが好き)。みょうがごはん、実はレシピよりみょうが足りなかったんだけど爽やかで充分良かった。夏においしいごはん。
改善点
・鮭と甘くない卵焼き、漬物と、しょっぱいおかずの量の割にご飯が足りなかった。
口の中に塩辛さが残る。鮭はケチって一切れを半分に分けたんだけど、それでもちょっと余ったくらいだった。漬物が多すぎたせいかな。
・家人はひじきに生姜が入っていないほうが好き、甘さはちょうど良いとのこと。次作るときは「ひじきの生姜煮生姜抜き」を作ります。
ここから学んだこと
・ごはんは気持ちふんわりと詰める。
・食べる人が好きなものを1品は入れる。
・1品ごとのおいしさだけを求めるのではなく、全体の味のバランスも考慮する(これ難しいな)
盛り付けはだいぶ改善できてきたので、おいしさもどんどん追究していきたいと思います。