ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

家にある食材のロスが圧倒的に減った施策

ストック。作り置き。

 

なんだか安心する響きなのですが、

時にストレスの原因となります。

 

他の料理に挑戦してみたいのに、先に食べなきゃいけない。

いつまでたっても無くならない。

 

賞味期限の長さに関わらず、

家にあるというだけで

「片さなければならない義務感」が自分の中に生じてしまうのです。

 

最近の具体例はらっきょうの漬物です。

苦労して漬けた割に食べ方がわからないから全然減らない。

しかも冷蔵庫に臭いが充満しています。

あと半年は保存できるらしいのですが、ずっと気になってます。

 

ある時は冷凍のお好み焼きが悩みのタネでした。

 

「いざという時にあるといいかも!」

「家人がお留守番の時にも食べてもらえるかも!」

と購入したのはいいものの、

誰も全然食べない。

 

ある日の会話。

家人「今日家で仕事するんだけど、何かお昼食べるものある?」

私「冷凍のお好み焼きがあるよ。あと野菜があれとこれと」

家人「じゃあペペロンチーノでも作ろうかな」

 

こんな感じがずっと続いていました。提案しても選ばれないお好み焼き。

 

購入から半年ほど経った頃、ようやく1人の朝ごはんとして食べました。

お好み焼きが食べたいモードではなかったですが、

ずっと残っていることに我慢できなかったからです。

 

また、食材のロスもストレスです。

納豆はしょっちゅう賞味期限を切らしてしまいます。

少しくらい切れても食べられると思っているのですが・・・

家族からは反対されています。

 

食べたとしても、結局おいしく食べられる時期を逃したことで、

購入時から食材の価値を下げている。

つまり、コスパが悪い行動をとっています。

 

これでも今はまだマシな方。

 

毎晩帰るのが22時過ぎだった会社員の頃、

 私は食材のロスが非常に多く、

欲しいものを買うだけ買って

冷蔵庫をパンパンにして

どんどん賞味期限を切らして捨てる、という

なんともひどいことを繰り返していました。

 

そんな中、さらに作り置きブームがやってきました。

「これはいい!」と週末に10種類くらいおかずを作っていました。

これで平日は楽チンだぞと。

これで食材のロスを減らせるぞと。

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しかし、このやり方は全く私には合いませんでした。

まず、作り置いたおかずがおいしくない。

その日食べたいものが別にできてしまう。

朝ギリギリに起きるから作りおきをお弁当箱に詰めることすらできない。

 

せっかく週末の貴重な時間を使って料理をこしらえたのに

結局捨てまくるという

ひどい時期もありました。

 

いろんなものを食べるのが好きだし、

急に新しいメニューを作りたくなるときもある。

家族との食事の予定もちょいちょい変わる。

 

本やSNSの情報を見たり、人に聞いたり、自分なりに考えたりして

色々試行錯誤を繰り返してきましたが、

こんな私に合っていたのは、今のところ以下のやり方です。

 

これらに気をつけることで

食材のロスとストレスはかなり無くなりました。 

 

 

 

食材の購入はおおよそ3日分まで

以前は1週間分の食材をまとめて買っていたのですが、

急な外食や他のものが食べたくなった時など、

予定が狂うことが往々にしてあるので

ある程度見通しを立てられる3日分の献立を立て、

その中で使いきれる食材だけを買います。

3日単位ならその中で少しくらい予定が狂ってもだいたいその次の日に使い切ることができます。

 

下の画像のように、スマホのリスト機能を用いてスキマ時間に献立を考えています。

朝はあるものを適当に食べることが多いので書いたり書かなかったり。

昼はお弁当のおかずです。

 

こうやって可視化することによって栄養バランスが数日単位で偏ってないかを確認できるメリットもあります。

結構楽しいです。

もちろん思うようにいかない時もありますがそこまで気にしません。

外食や家族が作る料理をいただくのも楽しいです。

 

賞味期限が迫る食材を買い過ぎてさえなければどうにでもなりますし、足りなかったら買い足すか他のものを作れば良いのです。

 

ストック食材をなるべく買わない(レトルト、冷凍食品、調味料含む)

家族も私もさほどレトルト食品や冷凍食品や出来合いのお惣菜を好まないので、

ささっと食べたい時もパスタなど何かしら作ってしまいます。

つまり、私たちの嗜好と習慣を考えるとストックは必要ないのです。

買う時は好きなものや新製品で食べてみたいものを最低量だけ買います。

その最低量すらなかなか食べないので、

災害時用のストックの役割も兼ねることとしています。

定期的に賞味期限をチェックして、切れる前には食べちゃいます。

 

逆にストックすると便利なのは冷凍野菜です。

買い過ぎは良くないですが、よく使う野菜やベーコンがカットされている状態で冷凍庫にあるとパパッと使えて良いです。

私はベーコン、じゃがいも、にんにく、玉ねぎ、枝豆をよく買っています。オイシックスの冷凍野菜が口に合うので、米を注文するときに一緒に購入しています。

 

作り置きおかずは漬物や煮物、マリネのような「置くことでおいしくなるもの」しか作らない

私が作り置きおかずをまとめて作っていた頃に参考にしていたレシピ本は、

揚げ物や炒め物もレパートリーに入っていました。

これを鵜呑みにして作っていたのですが、日にちがたったこれらのおかずって本当においしくないんですよね。

あと、マヨネーズとかサラダなど比較的腐りやすそうなレシピは衛生面も気になる。

だから、作りたてがおいしいものは当日か前日の寝る前に作り、

ある程度時間が経った方がおいしいものを2、3日分の作り置きおかずとして作ります。

 

作り置きおかずは「作り置くこと」を目的にしない

以前の自分の失敗は、これを見落としていたことが問題だと思っています。

作り置いて満足して、結局自分の嗜好や食べるスケジュールを全く考えていなかったんですよね。

作り置きはあくまで食べたいものを作る。

量もお弁当や晩御飯合わせて2.3回で食べきれる分だけ作ります。

レシピを半量にして作ることも往々にしてあります。

美味しくてすぐになくなっちゃっても、美味しく食べられたならそれはそれでハッピーです。また作ればいい。

何回も作ることが上達するチャンスにもなりますし。

 

食材管理をこまめにする

週に1度、家にある食材を書き出しています。

家にあるものを可視化することにより

「家にはこんなに食べ物があるんだ」と認識することができますし

家にあるものでなんとか献立を立てようという気持ちになって

新しく食材を買い過ぎることを防止することができます。

 

PCやスマホで書き出していたこともあったのですが、

それだとリスト化するだけして満足して覗きにいかないことがありました。

 

自分で書くことでより強く管理していることを意識するし、頭にもインプットされやすいような気がするので、

アナログではありますが

今のところ手書きが自分にはフィットしているようです。

 

ある日のお弁当。

前日外食して夜遅くなったため、家にある食材を思い浮かべながら帰りにコンビニでキャベツサラダだけ買って

翌朝にサーモンフライのタルタルサンドイッチを作りました。

 

 まだまだうまくいかないことも多いですが、

食事や料理が好きだからこそ

食材を敬って

気持ち良いキッチン周りをキープしたいです。