ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

調味料の計量を少しでも楽にする2つの工夫

料理をしている中で億劫だなあと思う作業の一つが調味料の計量。

 

1種類2種類ならいざしらず、たまに4つも5つも調味料を使う料理を作ろうとするとレシピを見ただけでうんざりしてしまいます。調味料Aの群とBの群がある時なんて、もう一目見てパス。普段はなるべく材料や調味料が少ないものを選んで作るのですが、効率関係なく食べたいものを作るときはどうしても乗り越えなければならない工程です。

 

その中でも大変だなあと感じるのが、調味料を計る順番。小さじだったり大さじだったりmlだったりgだったりひとつまみだったりとレシピ本では単位がバラバラなことが多い。一番困るのは「おたま1杯」。おたまによって全然量が違うのです。

 

あと調味料は液体もあれば固形もあるから上から順番にしょうゆ、みりん・・・とスプーンで計っていると突如味噌や砂糖が出てきて「うわっ!」となるのはよくある話。再度スプーンを洗い水気を拭いて使わないといけなくなり、あーあ・・とため息が出てしまいます。

 

なるべく洗い物が出ないよう、作り始める前にレシピをざっと読んで調味料を計る順番を固形→液体の順番に頭の中で整えて臨んでいるつもりなのですが、たまーに隠し玉で「水70cc(分量外)」や「塩小さじ1(分量外)」など出てくるので厄介です。材料欄だけでなくレシピ全体をちゃんと読んでから準備しないと、私のようなすぐに混乱してしまう者は大変です。

 

ということで、なるべく手間も考える時間も減らせるように2つ対策しました。1つは計量ツールを複数用意しておくこと。

 

計量スプーンは大さじ、小さじ、小さじ1/2とひとつまみが計量できるスプーンと、大さじ小さじと50mlまで計量できる小さいカップを揃えています。

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カップは結構気に入っていて、例えば醤油酒みりんが大さじ1ずつだったらどんどん重ねて入れて大さじ3まで計ればオーケー。もう買って4年位たちますがずっと現役選手です。

 

 

もう1つは単位を合わせた表を作っておくこと。小さじ1の調味料が何グラムかを書いて冷蔵庫に貼ってあります。計量スプーンが食洗機の中で洗浄中だったり、計る調味料が多い時に見ています。あと小さじ1/3とか1/5とか、目視でよく分からないものはグラムに単位を揃えておくことでより正確に計れるようになります。電子計りに器や鍋を置いて風袋ゼロリセットし、その辺のスプーンでさっささっさと入れたり、液体であれば直接ボトルからトトトといけばいいわけです。

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はかりはタニタを使っています。ネットで色々見比べましたが今のところこの3kg計れるもの一択です。 

他の計りよりもちょっと高いのですが故障しない限り買い換えることはほぼないので、毎日ガシガシ使うものなら利便性重視で選びます。

 こちらを選んだ理由はというと、

 

3kg計れる

ボウルや鍋、ホームベーカリーの焼き型、炊飯器の内釜、ホットクックの内釜を置いて風袋リセットし、材料を入れながら計量できます。洗い物が減ってとても楽です。以前は2kg用のはかりを持っていたのですが計っている途中で重さ上限に達してエラーになり計りなおし・・・という事故が何度もありストレスだったので、3kgがいいのです。同梱のシリコンシートを敷けば加熱後の鍋やボウルも置けるので追い調味料を入れることもできます。

 

洗える

はかりに直接食べ物を置くことはあまりありませんが、砂糖や小麦粉やイースト、ブチュっと出たケチャップなど、しばしばこぼして汚すことがあります。水でさーっと流してきれいにできるのは気楽。

 

0.1g単位で計れる

私は勝間和代さんのロジカルクッキングに倣い、塩分を「材料の総重量x0.6%の重さ」で見ています。この数式さえ覚えておけば何人分の料理でも薄すぎず濃すぎずいい感じに味が決まるので助かっています。
この塩分量を計る際、目盛りが1gや0.5g単位だとおおざっぱすぎるため0.1g単位で計れるものを必然的に選ぶことになります。他にもパンを焼く時のイーストを計量する際も細かな目盛りが役に立ちます。

 

ちなみにこのはかり、水をml(cc)で計るモードがついているのですがこれは不要だと思っています。水は1cc=1gなので、わざわざ変換する必要はないのです。

 

 テレビなどでベテラン主婦と呼ばれる方が計りを使わずざざざっと醤油や砂糖を入れている姿を見ると憧れを抱いてしまうものですが、私にはその「適当にやってもおいしくなる勘どころ」が経験値不足でまったく身についていないので、当面の間はしっかり計量して間違いない味つけをキープしていくつもりです。