ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

ステイホームに徹した2020年5月の食費が身震いするほど高かった話

今年の5月は、成人してから今までの間で一番家にいる時間が長い月でした。

 

ゴールデンウィークの帰省も無し、友人との集いも無し、ピクニックも無し、図書館も無し、ドーナツ屋でティータイムもなし、美容院もなし、食材と日用消耗品以外の買い物も無し。仕事は全て在宅。

 

こう書くと無い無い尽くしのように聞こえますが、その代わり久々にオンラインゲームに興じたり、漫画を一気読みしたり、ネットで陶器市に参加したり、子どもと色んな遊びを考えながら遊んだり、お菓子を作ったりとそれなりにインドア生活を楽しみました。

 

そしてこの5月、このタイミングで小さな試みを行っていました。家にずっとこもっていた場合、1ヶ月の支出、とりわけ食費はどの程度なのかしら?と。

 

フルタイム会社員時代は朝も昼も外食やコンビニ、夜も週2〜3は外で食べていました。しかしもともと子どもが生まれてからは夜の外食は一切なし、昼の外食も週1〜2程度、それもほとんどファミレスやファーストフード。たまに洋菓子店でケーキを買う程度。ここから更に1ヶ月自粛生活を送っていたらそれなりには浮いているのではないか?と推測。少し期待しながら手書きで家計簿をつけてみました。

 

tsumatsumatsuma.hatenablog.jp

 

家計簿アプリで確認しても良かったのですが、今使っているアプリ(マネーフォワード)は1回の買い物ごとに仕分けが行われるので、たとえばスーパーで食材と日用品を買ってしまうとどちらかの費用項目に寄せなければならないため、はっきり1項目の支出を出しにくいという弱点が。そこで今回は手書きにしてみました。

 

ということで、先日5月の集計が終わって食費を見たわけですが・・・

 

その額、9万近く!

 

大人2人乳児1人でこの金額。これはショックでした。

粉ミルクが結構高いので差し引いても8万円は超える計算です。ちょっと信じられません。

 

支出の記録を眺めながら改めて、なぜこのようなことになったのか振り返ることにしました。

 

新しい買い物の仕方が楽しかった

普段行くスーパーに通いづらくなったので生協(生活クラブ)を始めたりOisixを再び使い始めるようになりました。すると普段買わないものがサジェストされて興味が出たり、配達してもらえるので重さを気にせずたくさん注文したり、単品注文ができない飲み物(ミックスキャロットとか)を箱買いしたりと、いつもよりたくさん買い物をしてしまいました。また、近所のスーパーより全体的に単価も高いので、数円数十円の差が少しずつ積もっていったようです。

 

おやつを作り始めた

普段はスーパーやコンビニの菓子を買ったり、たまに洋菓子店でケーキを1つ買って2人で分けるといったことをしていたのですが、SNSなどに感化されて自分でお菓子を作るようになりました。そうすると生クリーム、バター、クリームチーズなど単価が高い食材が大量に必要になり、結果できあがった菓子を買うより高い買い物をしていました。

 

調味料の買い換えが多かった

当たり前ですが自炊が増えると調味料や油の減りが速い。私は肉や野菜などは鮮度以外あまりこだわらない(オーガニック、ブランド云々など)のですが、調味料はそれなりにおいしいものを使いたいので単価の高い買い物が増えました。

 

お弁当がなくなった

家族が仕事に出ているときはおにぎりやサンドイッチを持たせ、私はレンチンのパスタやラーメン、丼もの、昨晩の余り物などを適当に食べていました。しかし、毎日家族が昼にいると、なぜかそのような簡単な食事は許されないような気持ちになり、夕食ほどではなくともそれなりに色んな材料を使ったボリュームある食事を作っていました。結果、食材の購入量が増えました。

 

普段の自炊に飽きてきた

料理は好きな方なのですが、毎日毎日朝昼おやつ晩と作り続けているとさすがに疲れるし飽きてくる。あとなぜか同じものを作ることに抵抗があり、日々どんどん新しい料理を作っていました。ラム肉とかスモークサーモンなど、普段買わないちょっとお高い食材も「たまにはね!」と手を出していました。

 

「せっかくだから」が多すぎた

今回の自粛ムードを口実に普段使わないデリバリーを頼んだり、緊急事態宣言が解除されて初めて市場に行った際に浮き足立ってステーキ肉を買いました。

 

とまあ、思い当たる節がたくさんあって反省しきりな5月の結果でした。でも代わりに交際費や交通費、娯楽費や医療費、美容・衣類費はすごく下がったので一概にダメダメとも言えないのですけどね。

 

しかしこの手書き家計簿、支出を実感するという意味では効果ありです。1回の買い物ごとでなく1アイテムごとに1行ずつ仕分けを行うのですが、どんどんページが増えていくと「こんなに買っているの?」と少し怖くなってくるのです。また、1ページ終わるごとに途中集計するので「この数日でこんなに使っているんだ!」と自覚することもできました。それに、買い物するごとに追記しなければならないので面倒で買い物の抑止にもなります。・・・と言いつつ、使いすぎたんですけどね。月末市場に行ってテンションが抑えられなかったことが良くなかった。

 

でも無駄にしたものはないし、おいしく食べられたので悔いはないです。もう少し続けてみようかなと思います。