ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

しらいのりこさんの「豚バラとじゃがいものカレー」。身近な食材を重ねて煮るだけでごはんがスルスル入る多幸感溢れる時間

7月8月あたりになると料理•グルメ雑誌がカレー特集、スパイス特集で賑わうのは毎年のこと。もはや夏の風物詩ですね。

 

・・・といいつつ、正直申して実際にレシピを見ながら1からスパイスカレーを作ることはほとんどありませんでした。あっても年1度2度。理由は単純で、材料と工程が多すぎるから。

 

私が普段好むレシピは材料と調味料が少なくてだいたい3ステップ内で完成させられるもの。

しかしスパイスカレーときたら、材料欄だけで何行あるの?というくらい揃えるものが多い。しかも使う量は少ない。他に使い道を知らないスパイス類、どうせ使いきれないだろうなあ、とこの時点でほとんどの意欲が削られてしまう。そして調理工程も多い。入れる順番を守らなければならないので基本鍋につきっきり。だめだ・・・と本を閉じてしまうのでした。

 

その代わりにこれまでは、スパイスカレーが食べたい時は水野仁輔さんのAIR SPICEなど必要な量が入ったスパイスセットとレシピが一緒になったものを購入していました。AIR SPICEすごく便利です。送られるのはスパイスだけだから保存もきく。工程が多いのは変わらないので、手軽ではないのですが。

 

といった感じで、スパイス特集のコンテンツは大体さらっと読むだけで終え、食べたくなったらスパイスセットを買っていました。が、先日発売された2020年8月号のdancyuでどうしても試してみたいレシピがありました。ごはん同盟・しらいのりこさんの「豚バラ肉とじゃがいものカレー」。

 

私は毎月定額制の雑誌読み放題サービス(楽天マガジン)でまとめて料理系雑誌を読むのですが、このレシピは残念ながらカットされていました。「ほとんど読んだ雑誌をまた買うのか・・・」と躊躇しましたが改めて電子書籍で購入。結果、購入してでも知れてよかったレシピだと思っています。

出来上がりはこちら。

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こちらのカレー、味はもちろん美味しいのですが、同じくらい「作りやすいポイントが揃っていること」に感動したのです。

 

だいたい家にある材料でできる

スパイスカレーの材料は家にないものをわざわざ購入して揃える必要があるレシピがほとんど。そういった材料は他の料理に使い回しにくく、挑戦するハードルが高かかったのです。しかしこの「豚バラ肉とじゃがいものカレー」は、バナナ、味噌、梅干しなど普段から我が家に常備している材料がほとんどで、メイン具材以外にほぼ買い足す必要がありませんでした。思い立ったら作れる気軽さ、ありがたいです。

 

最初に材料を重ねるだけ、あとはほぼ放置

スパイスカレーの基本的な手順はホールスパイスで香りを出して玉ねぎを茶色くなるまで炒め、具材やパウダースパイス、水などで煮るといった、煮る前までコンロの前でつきっきりで作業するというもの。時間とやる気がある時は問題ないのですが他の家事育児と並行しながらだとなかなか難しいものです。しかし、このレシピは最初に油でスパイスの香りを出したらあとは材料を重ねて煮るだけ(たまに混ぜる)。おおらかな気持ちで作れます。最初のスパイスの香り出しだけフライパンでやればホットクックでも作れるかもしれません。

 

鍋にこびりつきにくく、洗いやすい

小麦粉が入ったルーを使ったカレーだとベタベタとこびりつきがひどくため息。ジャバジャバのスパイスカレーはそこまで酷くないのですが玉ねぎの焦げ付きをこそげ落とすのが難儀だったりします。でも今回の「豚バラ肉とじゃがいものカレー」はじゃがいもでとろみをつけているのでさらとろっとしていて全然鍋に残らない。簡単にきれいに洗い落とすことができました。(注意:豚バラ肉が入っているので鍋ごと冷ます場合は脂の塊がくっついて洗う難易度が上がる可能性あり)

 

この「豚バラ肉とじゃがいものカレー」、スパイスを数種類入れたものとカレー粉だけで作る2種類の作り方があるのですが、今回はスパイスなしでカレー粉のみバージョンを作ってみました。美味しいのはもちろんのこと、すごく優しい味わいでするするとご飯が進んでしまいます。刺激が少ないので、これなら子どもも一緒に食べられそう。

 

余った分は先日購入した真空パック機で密閉して冷凍庫へ。

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次はスパイス入りで作ってみます。