ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

夏はひたすら「1%水出し茶」を飲んでいました

今年の夏は本当に暑かった。まだ現在進行形か。今日も暑かった。

 

基本は職業柄ステイホームな我が家の面々。西日ががっつり入る物件に住んでいるので特に午後がもう暑い暑い。身体に悪いと知りつつもキンキンに冷やした水、炭酸水、お茶、ジュースを一日中ガブガブあおる毎日。

 

最初の方は麦茶かルイボスティーを毎日ヤカンで沸かしていました。しかし、お湯を沸かして煮出して蒸らして熱を取って冷蔵庫で冷やして…となかなか工程が多く冷たいお茶に辿り着くまで時間がかかる。でも消費期限は1.2日と短く作り置きができない。少し億劫な家事仕事の1つでした。

 

一方で家には麦茶の他にも緑茶やほうじ茶、おみやげで頂いたフレーバーティーなどがキッチンの一角を占領していました。熱いお茶を入れないのでそれらは全然消費されず、大パックの麦茶とルイボス茶がどんどん回転していくモヤモヤ。

 

そんな中、過去にお茶のレッスンで教えてもらったテクニックをふとしたきっかけで思い出しました。改めて実践したところ、これがすごく楽でおいしい。ああ、早くやればよかった。(レッスンの趣旨は全然違う内容でしたが、覚えているのは雑談で聞いたこのテクニックだけ。)

 

それが「1%水出し茶」。名前は私が勝手に付けました。

 

名前の通り、水と水の重量の1%の茶葉を容器に入れて冷蔵庫で半日冷やす、というもの。計りで茶葉と水を入れるだけなので麦茶を沸かすよりかなりリソースを削減できます。6時間冷やすのが良いようですが、それ以上放置していてもお茶が濃くなることはありません。

 

すでに冷やしているので氷を入れる必要がないし、売られているペットボトルのお茶よりよっぽど経済的。ただ沸かすタイプではないので賞味期限は24時間と短めです。

 

我が家ではとりあえずキッチンに眠っている緑茶、ほうじ茶、フレーバーティーを日替わりで寝る前仕込み、翌日中に飲むサイクルで毎日回しています。1日に作る量はだいたい1リットルほど。あくまで1日で飲みきれる量だけ作ります。

日中仕込むと飲めない待ち時間が発生します。すると家族から「まだ飲めないの?」と催促が。そんな時は4時間ほどしか経っていなくても「いいよ〜」と適当に返事をしています。飲む本人が納得するなら少しくらい薄くても良いのです。

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いつもは茶こし付きのポットに茶葉と水を入れて作っています。

 

 

ある日は頂き物のハーブティーティーバッグが中途半端に余っていたのでグラスに入れて同様に水出しし、朝食と共にいただきました。問題なくおいしく飲めました。

 

やはりティーバッグの方が扱いは楽です。1パックあたりの茶葉のグラム数を把握して、欲しい量だけポンポン入れれば良いのですから。ただ、ちょっと良いお茶を求めるとティーバッグで売ってなかったり割高だったりします。大量に作るなら茶葉の方がコスパが良さそうです。

 

どのお茶でもだいたい美味しいですが、特に印象的なのはフレーバーティ。熱い状態だとちょっと風味がきつくて飲みにくいなあ・・というものも、水出しなら優しい風味でごくごく飲めます。

 

水を加えるだけで飲める濃縮液体タイプのお茶よりも計量する手間が少しだけありますが、コスパは茶葉の方が良いし、量も濃さも自由に調整できる。何より日本茶でも紅茶でも自分が好きなお茶に展開できるので、1%水出し茶、今後も主に春夏に活躍しそうです。ちなみにカップに注いで都度レンチンすればホットも楽しめます。