ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

コレステロール値を気にする私のお気に入りおかず、今井真実さんの蒸しぶりと茹でさば。

コレステロール値改善の書籍や雑誌を読んでいると避けられないのが「魚を食べましょう」というアドバイス。

 

どうやら魚、とりわけ青魚にはEPAという成分が豊富に含まれており、EPAを摂取することで善玉コレステロールが元気になるとのこと。

 

たしかに普段の食事は肉料理が多いし、いざ魚料理となると私のレパートリーは本当に限られています。刺身、焼き魚、煮魚、フライ。
でも煮魚のような甘いおかずはあまり好んで食べないし、フライはそもそも揚げ物を控えなければならないので結局刺身か焼き魚の2択。鯖の水煮缶を使ったパスタや汁物を作ることもありますが、独特の味に飽きてしまい毎日連続では食べにくい。

 

まあ刺身も焼き魚も楽だしおいしいけれど、毎日交互に食べるのはあまり気が進まない・・・そういった中、2つのレシピとの出会いがありました。

 

それが「蒸しぶり」と「茹でさば」。

どちらも料理家の今井真実さんがnoteで公開しているレシピです。

 

私は今井さんのファンでレシピが公開されるたびに作っているのですが、とりわけこの2品はよく作っており、我が家の定番メニューとなっています。家族にも好評で、1歳の子どもにも骨を取って与えるとよく食べます。

 

note.com

 

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この2品に共通するお気に入りな点ですが、

 

1、おいしい

魚の旨味が好きな人は間違いなく好きな味。風味はもちろんなのですが、柔らかくジューシーな口当たりがとても気に入っています。

 

2、簡単で失敗がない

色んな調味料を掛け合わせる必要がないので、何度か作ったらレシピを見なくても作れます。また、焼いたり煮たりするとパサパサになってがっかりすることがありますが、このレシピは本当に失敗が少ない。
火加減さえ気をつけていれば鍋をしょっちゅう覗かなくとも勝手においしく調理されています。

 

3、洗い物が少ない

この点は私の中でかなり大事なポイントです。おいしくても片付けが大変だと、どうしてもハードルが上がってしまうものです。
その点蒸しぶりは食器に乗せてそのまま蒸すので鍋を洗う必要がない。茹でさばは鍋を洗う必要がありますが、焼き魚の後始末に比べると瑣末なものです。私は生協で購入できる骨抜きカット塩さばを使っているので、解凍した魚を鍋にそのままボチャンするだけ。包丁とまな板も使いません。魚、匂いが移るからなるべく自分で切りたくないんですよね・・・

 

4、アレンジしやすい

どちらも調味する工程は最後なので好きな調味料でアレンジしやすいです。今井さんのレシピ通りに仕上げると言うまでもなくおいしいのですが、他のおかずとの兼ね合いや気分に合わせて洋風にしたり和風にしたりと、色んな食べ方で楽しめます。

 

例えば茹でさば。いつもはオリーブオイル・玉ねぎ・ケッパーを振りかけるところを、ある日は醤油・大根おろし・すだちでいただきました。(この組み合わせも今井さんがレシピで提案しているものなのですが)

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ある日の蒸しぶり。ぶりをそのまま皿に乗せて蒸すとくっついてしまうことがあったので、この日は白菜ときのこを下に敷いて蒸しました。仕上げに醤油とごま油少し。

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普段の食事ではついつい炒め物や焼き物など油を多用するおかずで占めがちなので、おいしい蒸し料理や茹で料理を知ることができたのはありがたい。これからも味付けや魚の種類をその時々で変えて楽しもうと思います。魚料理のレパートリーを広げたい方に、とてもおすすめです。