ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

料理に疲れた時は炊き込みご飯が吉。

炊き込みご飯、お好きでしょうか。

 

私はここ最近頻繁に炊いています。

頻繁といっても週に1〜2回なのですが、今まで年に2〜3回作るか作らないか程度なので、かなりの変化です。

 

きっかけは、毎日の献立を考えるのに疲れてしまったから。

我が家にはもうすぐ2歳になる子どもがいますが、小さい子どもと一緒の食事は栄養バランスだけでなく、具の切り方や味付けまで工夫しないといけないのでいつも悩みながら作っています。最近は好き嫌いも一丁前にするようになりましたので「今日は野菜食べてくれるだろうか?」とヤキモキしてしまいます。

それに、特に子どもと2人で家にいる時は家事周りは極力コンパクトに済ませたいもの。

 

その点炊き込みごはんは具材を小さく切ることがほとんどだし味付けも優しい。ご飯とおかずが混ざっているから、子どもも野菜・お肉を一緒に食べてくれるし洗い物も最小限。こりゃいいことづくめじゃないか、とせっせと作るようになったのです。

 

作り始めて改めて気づいた炊き込みご飯の献立のメリットは以下の通りです。

 

 

火を使わない

料理をしていると子どもが興味津々でキッチンに駆けつけるので、火を使う料理はなるべく遠慮したいところ。その点炊き込みごはんは大体炊飯器だけで完結します。

 

作業時間が短い

炊飯ボタンを押したらあとは手が離れるので、その間に違う家事をしたり子どもと遊ぶことができます。

 

洗い物が少ない

炊飯器に入れてスイッチを押すだけのレシピがほとんどなので、調理に使う道具が少ないし、炊き込みご飯と汁物だけなら食器も最小限です。

 

品数が少なくても気にならない

ごはんに具材が入っているので、これが一品のおかずも兼ねているわけです。なので、あとは汁物を添えればとりあえず食事はなんとかなります。私と子どもの2人の食事では、このパターンで済ませることがほとんどです。

 

大人と子どもが一緒に食べられる

子どもの年齢次第ですが、具材を小さく刻むし味付けも優しいものが多いので、作り分けせずとも同じものを食べることができます。具材が色々入っていれば栄養バランスを細かく考えるストレスも緩和されます。

 

 

ここで最近作った炊き込みご飯をご紹介します。

 

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まずはオーソドックスな五目炊き込みご飯。料理研究家のしらいのりこさんのレシピです。

 

hokuohkurashi.com

 

釜飯、かやくごはんですね。私の実家では色ごはんという名称で呼ばれていました。

油揚げと鶏肉のコクが染みてとても美味しいです。

同じ記事のシリーズで「甘塩鮭ときのこの牛乳炊き込みご飯」も別日に作ったのですが、クリーミーでまろみがあってとても良かったです。残った分はオムライスやドリアにリメイクしました。

 

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次はもやしごはん。料理家の今井真実さんのレシピです。

 

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もやしとごはんは合うの?ベチャベチャにならないかな?とソワソワしながら作りましたが心配無用。ごま油が香るナムルを混ぜたようなおいしいごはんでした。私はサムギョプサル、キムチ、海苔を添えてレタスに肉と一緒に包んでいただきました。満足度が高い食事。

 

具材はもやしだけなので、これと汁物だけでは少し物足りないかもしれません。もやしごはんに焼肉のタレで炒めた肉、温泉卵を乗せれば簡単にビビンバ風丼になります。しんどかったらツナやハム、海苔だけでもおいしそう。シンプルだからこそ色んな具材との組み合わせを試したくなるごはんです。

ちなみに、同じく今井さんの新じゃがの炊き込みご飯もとても美味しかったです。

 

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次はチキンライス。ホットクックレシピでSNSで大人気のホットクック(黒)さんのレシピです。

 

note.com

 

チキンライスといえばオムライスを作るときに欠かせないものですが、オムライスはチキンライスを作り卵で包みと手間がかかる。おまけに1人ずつ作るから最後の方はご飯がぬるくなってしまうのも悩みどころでした。

 

昔、私も他のレシピ本を参考に炊飯器で炊き込みチキンライスに挑戦したことがあったのですが、イマイチ上手に仕上がりませんでした。べちょべちょになってしまうのです。それにフライパンで具材を炒めた後で炊き上げるので、手間がそこそこかかっていました。

 

しかし、このホットクックを使ったレシピは、ホットクックで具材を炒めてから水と調味料を足して炊くので、一つの調理器具で完結するのがありがたいし、何よりパラパラに仕上がっておいしい。なぜパラパラになるのか理屈は分からないけれど、初めて作った時に「こんなに美味しくできるなんて!」と感動しました。これで家族が増えても、食べる時間がズレても卵に包むだけですぐオムライスができます。

 

なお、ある時はコンソメを切らしていたので代わりに茅乃舎の野菜だし1袋と塩1gを入れてみたところ、優しいお味になりました。

 

同じホットクック黒さんのレシピでシーフードピラフも試しましたが、こちらもおいしくできました。ドリアにしてもおいしかったです。

 

 

ずっと炊き込みご飯ばかり食べていると白いご飯が恋しくなりますが、その時はその時。おかずを作って白ごはんを楽しみます。

昼は炊き込みご飯、夜は白ごはんと変えたり、週に一度を炊き込みご飯の日にするなど、うまく炊き込みご飯を取り入れて毎日続く食事の用意の労力を少しでも軽くしたいところです。