ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

災害時用リュックの中身を見直した話

2019年の夏頃、子どもが生まれる前になってはじめて災害時への対策を具体的に考えるようになり、もしもの時に必要なグッズを少しずつ買い集め使い古したリュックに詰め込みました。

 

災害時用に必要なグッズが詰まったリュックはネットでも手に入るのですが、私にはすごく割高に感じました。そこで使わなくなったリュックサックを引っ張り出し(富士山に登るために登山用リュックを買ったが1度でお蔵入りに)断捨離ついでに捨てるつもりだった衣類やタオルなどを災害時用に活用することにしました。
非常食は近くのコンビニやスーパーで見つけられなかったので、とりあえずペットボトルの水とカロリーメイトを入れました。そして、非常食の賞味期限の1ヶ月前に「防災グッズ入れ替える」とカレンダーに予定を書いておきました。

 

そこからおよそ1年弱経つのですが、そろそろその非常食の賞味期限が近づいてきたので、改めてリュックの中身を出してみました。すると、改めて前回の準備に問題があったので食品以外の内容も見直すことにしました。

 

食べ物が少なすぎた

前回はとりあえず1日やり過ごすことを考えてカロリーメイトの箱を1つずつそれぞれのリュックに詰め込みましたが避難が長期化すれば相当厳しいし、カロリーメイトは喉が乾くので余計に水を欲してしまう可能性があります。あとカロリーメイト意外と賞味期限長くないです。今回はとりあえず賞味期限が近づいたカロリーメイトを出して乾パンを入れましたが、プラスでウィダーインゼリーでも買って詰めておこうと思いました。水は普通にお店で売っているものはそこまで賞味期限が長くないので5年くらいもつ水を24本入りの箱で購入しリュックに1人2本ずつ、残りは物置に配置しました。(我が家は普段水道水を沸かして飲んでいるので、水道が止まると大変なことになる)

 

f:id:tsumatsumatsuma:20200518200104j:plain

 

リュックが重すぎた

あれもこれもと詰め込みすぎて、いざ背負ってみるとめちゃくちゃ重い。大人2人ならまあなんとか移動できるけど、今はこれに加え10キロ弱の子どもを担がなければならないことを考えると現実的なパッケージングではありませんでした。思い切って着替えとタオルを1日分減らしました。それでも重いのですが。

 

中身が分からないものがあった

すぐに使いたい状況であることを考えて衛生用品はラベルやビニールを剥がしてポーチにまとめていたのですが、そうすることでパッと見ると何か分からないものがありました。例えば紙せっけん。購入した私は分かるのですが、他の家族は分からない可能性が高いのでケースに油性ペンで「紙せっけん」と書いておきました。

 

今の家族構成に合った内容にアップデートされていなかった

前回パッケージングしたのは子どもが生まれる前なので大人2人が生き延びる前提で物を詰め込んでいましたが、今は0歳児が1人増えたのでオムツ、おしりふき、臭いを通さない袋、粉ミルクなどを追加で入れました。また、追加で家族全員で使える腹痛薬と頭痛薬を入れました。薬にも使用期限があり定期的に入れ替える必要があるので、ケースの裏面に油性マジックで使用期限を書いておきました。

 

・・・と、だいたい2時間で見直しと入れ替えを完了させたのですが、この見直しを通して改めて、半年に1回程度見直したほうがいいかもなあと考え直しました。食べ物の賞味期限あるいは薬の使用期限に関わらず、です。

というのも、半年経てば子どもはさらに大きくなるのでオムツのサイズを見直す必要もあるし、着替えも入らなくなっているかもしれない。食べ物も粉ミルクでなくレトルトのベビーフードにした方がよさそう。

子どもだけでなく大人も何かしら持病にかかることになるかもしれないし、歯が抜けて乾パンが食べられなくなっているかもしれない。ものすごく太って着替えが入らない可能性もある。

 

それにやっぱり災害時は気持ちがすごく不安定になるから、いつも以上に「いつも通り」な環境を維持することに努めたほうがいいように思いました。一度災害時用リュックを作っておけば良いといえば良いのですが、定期的に見直してその時の自分たちに合った内容にバージョンアップするのが良さそうです。

 

最後に余談ですが、避難するときは家族ですごいビビッドな色の帽子をかぶると決めています。避難時や避難所内で家族とはぐれてしまった時にすぐに気づけるよう対策です。もう少し大きくなったら子どもにも買い与えようと思います。

f:id:tsumatsumatsuma:20200518200120j:plain