ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

蒸篭(セイロ)を買いました。すごく楽で楽しいです。

ここ最近、蒸し料理を作り続けています。

きっかけはある日突然飲茶が食べたくなって、お取り寄せしようと検討していたところ「どうせなら蒸篭(セイロ)で蒸しあがったのが食べたいな」と同じタイミングで購入したのでした。いつも形から入ろうとする私の良い癖です。

 

蒸篭は数年ほど「欲しい」「いや不要」「欲しい」と欲しいものリストに入れたり消したりしていた物。ものすごく高価なものではないけどかさばるし、多くの調理道具のように物置行きになるのでは、と悩んでいました。蒸す機能であれば既に持っているシャープ社のヘルシオオーブンレンジやホットクックで可能だし、わざわざ同じ機能を持つ道具を買い足す必要はなかったわけです。

 

しかし育児、コロナとここ1年ほど思うように外食できない状態が続いている今、少しくらい見映えにこだわったっていいじゃないか、と思い切って購入しました。必要だから買ったのではなく、欲しいから買ったわけです。

 

今回購入したのは18cmサイズの蒸篭を2段と蓋。ミーハー者なのでメディアでよく見かけていた横浜の照宝さんの竹製にしました。一生ものだと思っていたのですが調べてみると、材質によっては数年ごとに買い換える消耗品として使う物のようです。ヒノキ製が一番耐久性が高いらしいのですが、価格も高く身の丈に合わない気がして、比較的リーズナブルな竹にしてみました。

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せいろの下で湯をわかす鍋に関しては別売りの「蒸し板」を買えば家にある鍋で対応できるようだったのですが、やっぱりジャストサイズがかっこいいよね、と新しく買いました。
実はこれが結構使えまして、湯を沸かすのにかかる時間がとても短く、まあまあ深さもあるので具沢山の汁物を作る時や野菜の下茹で、1〜2人分の麺を茹でる時に使いやすい。軽いし、保温性が高くない代わりに粗熱を取りやすく、せいろを使う時以外も結構使っています。蓋はついていませんが家にあった小さいフライパン用の蓋でまかなうことができました。

 

 

で、到着後さっそく冷凍のエビ餃子を蒸してみました。おお、やっぱり雰囲気がいいです。しかし失敗してしまいました。写真ではわからないのですが実は敷いた紙は家にあったケーキの型紙でして、餃子にぴったりくっつくわビリビリに破れるわでメチャクチャになってしまったのです。


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そこで次は家にあったクッキングシートで蒸してみました。さすが蒸し料理に対応しているだけあってくっつかないし安易に破れない。でも四角いので、蒸篭に敷く時ちょっとダブつく感じが気になります。
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そこでもう一つ買い足し。蒸篭に敷く用の丸いクッキングシートを買いました。500枚入りで使い切れるか少し気になりましたが、とにかく蒸篭を使用するハードルを下げたかったので。いつもの四角いクッキングシートでも充分なので、あくまで楽したいがための買い物です。

 

 

18cmの蒸篭に対し直径18cmのシートを購入しましたが、「18cmの蒸篭」というのは外径のサイズを表しているので内径はもっと小さい。だからシートは少しだけ側面に添わせることになります。これはこれで蒸篭が汚れるのを防ぐことができるので問題ありませんでした。

 

改めて丸型シートを敷いてマーラーカオを蒸してみました。ふっかふかです。でもよく考えたらマーラーカオは型紙に入っているのでシートを敷く必要はなかったかもしれません。それにしても、中華まんや蒸しパンは本当に美味しく仕上がります。

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にんじんとじゃがいもを皮ごと蒸してみました。いつもはレンチンですが蒸した方がホクホクしています。特ににんじんは甘さが引き立っておいしかった。いつもにんじんを吐き出す我が家の1歳児も食べてくれました。

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このにんじんじゃがいもはウーウェンさんの蒸し料理の本を参考にしましたが、シンプルなレシピが多くとても参考になります。蒸しなすも非常に美味しかった。発行は2010年と新しくない本なのですが、電子書籍で買うことができました。

 

 

しかしこの蒸篭、何より良いところは手入れが簡単なところ。水蒸気でガーッと加熱しているので鍋や蒸篭自体は汚れない。ささっと拭いて乾かすだけです。材が側面や底にくっついてしまったらササッと手洗いします。

しかも蒸篭は器の役割も果たすので、皿の上に乗せてそのまま食卓に出しても見映えが良いです。蒸篭を乗せた皿も蒸気で濡れる程度だからササッと手洗いで終わり。でも直箸で中をつついたら汚れてしまうので、取り分け用の箸かトングは必要。

 

ただ一つ困るのは、蒸している間は蒸気と熱気でとにかくキッチンが暑い!よりによってなぜこんな暑い時期に蒸し料理にハマってしまったのか・・・まあ、これから寒くなったら暖房代わりになるでしょうし、今のうちに蒸し料理のレパートリーを強化しておこうと思います。

 

最後に、蒸篭の選び方や使い方はこちらのサイトが一番分かりやすくまとまっていました。普段あまり馴染みのない道具は予習が大事ですね。

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