ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

食料調達手段はポートフォリオを組むように複数持ち合わせると安心、という話

ここ数週間で日用消耗品や食材の買い方について、ずいぶん考えたり情報に振り回されたりしてきました。

 

なるべく平静になろうと努めましたが、それでも少し不安になって、いつもより少しだけ多めの食材を買おうとしてしまう自分がいたり。まあ、結局のところ外出自粛で買い物に出かける頻度が低くなるのであれば1回の買い物量が増えることはそう不自然ではないのですが。それでも、食べ物をたくさんカゴに入れていると、なんだか自分が日々の情報に影響されて身の丈に合わない買い物をしているのではないか・・・そんな気持ちになります。

 

一方こんな時こそ、普段から複数の買い物ルートを確保していたことは我ながら賢明だったなと感じています。別に今回の感染症のような事態を想定していたということは全くなくて、ただ自分が楽においしいものを効率よく安定的に手に入るようにしてきただけなのですが。

 

どういうことかというと、全ての物を近所のスーパー1つに頼っている場合、そのスーパーで食材の買い占めなどが行われたり急に閉店されると非常に困るわけです。資産運用でポートフォリオを組むのと同じで、日用消耗品や食料の調達先は複数に分けておき、状況によって利用頻度や利用量を変えておくと、いざというとき困る場面が減ります。

 

実際私が利用している店・サービスを例にあげてみます。それぞれメリットデメリットがあるのでどれか1つに頼るのではなく、状況に合わせて使ったり使わなかったり、比重を変えています。7つもありますが、生活スタイルに合わせて普段は2つ3つで充分だと思います。

 

1、近所の小さいスーパー

メリット:一番手っ取り早い。野菜は地元野菜を買うことができて満足度が高い。早朝から深夜まで開いている。全体的に周囲のスーパーと比較すると安い。

デメリット:魚介系・牛肉が貧弱。

 

2、ちょっと離れたちょっといい市場

メリット:品質・品揃えが安定している。肉屋・魚屋・八百屋がまとまって入っており鮮度も良い。

デメリット:徒歩20分かかり他に外出の予定がない時は億劫。車を持っていないので重いものは買えない。人気で常に人混み状態のためベビーカーでうろうろしづらい。

 

3、ネットスーパー

メリット:家まで届けてくれるので牛乳や米、調味料など重いものを買うときにとても助かる。オイシックスや生協のように決まった曜日でなく即日〜翌日で届けてくれるためまとめ買いして食材をダメにすることがない。また、リクエストすれば肉を好みの大きさに切ってくれる。肉を調理する時包丁まな板を使いたくない私にとって非常にありがたい存在。単価もまあまあ安い。子育て中は配送料が安くなるキャンペーンが適用される(店舗による?)。

デメリット:店舗購入の場合より品揃えは悪く、特に魚介類が貧弱。自分で食材を確かめて買えず、稀に鮮度がよくない野菜が入っている。雨や台風の前日当日はすぐに利用枠が埋まる。

 

ちなみに私はイトーヨーカドーネットスーパーを利用しています。動線がわかりづらいのですがリンク先のサイドにある「イトーヨーカドーのネットスーパー」というメニューから飛ぶとスーパーにたどり着きます。利用を考える際、まずは配達エリアが居住地の対象内か確認を。

 

4、コンビニ

メリット:物理的距離では一番近い。ヨーグルト、豆腐、納豆、牛乳、卵、うどんなど日常的に食べるものが切れたときに便利。散歩ついでに菓子などの嗜好品を買ってご褒美感覚。最近はカット野菜や冷凍食材も充実してきた。

デメリット:スーパーではないので仕方がないが野菜果物は鮮度も品揃えも悪い。肉や魚は売られていない。レジも惣菜作りも品出しも清掃も役割分担せず同じ人がやるので、若干衛生面が気になる。

 

5、オイシックス

メリット:生協のように固定曜日でなく自分が好きな曜日・日時を選んで配送してもらえる。以前は配送の1週間前くらいまでに注文確定しなければならなかったのですが今は最短3日前くらいまで受け付けてくれるので利便性も向上。常温品もまとめてクール宅急便で届くので季節問わず安心。基本なんでも新鮮でおいしい。離乳食に適した食材(ペースト野菜、骨や皮をとった冷凍魚)を扱っている。米は注文後に精米してくれる。カスタマーサポートが親切。

デメリット:ダンボールの処理が面倒。自動的に数千円分の食材が毎週マイページの買い物カゴに入っているので期日までにキャンセル処理をしておかないと必要ない食材がどどどっと届いて悲惨。全体的に単価がちょっと高い。ミールキットはおいしいけど子どもが好きな味付けに寄ったイメージ。

 

ダンボールは気にしない、とにかくおいしくて安心できる食材に家の前まで来てほしいという方はおすすめです。お惣菜の量や商品内容をみる限り少人数家族や小さい子どもがいる家庭の利用をターゲットにしているのかな?というイメージ。

Oisix(おいしっくす)

 

6、生協(生活クラブ)

メリット:供給が安定している。米は注文後に精米してくれる。生鮮食品は新鮮だし加工品もおいしい。安全安心にこだわっているから信頼できる。

デメリット:固定の曜日・日時にしか来てくれない。これは生協共通でしょう。今は平日家にいるので問題ないけど仕事に復帰したら使いにくい。自分で保冷ボックスを用意しておけば玄関に置いてくれるらしいけど外に晒しておくのはちょっと不安。全体的に単価が少しお高め。ビンなど再利用できるものは回収のために洗う必要がある。

 

7、Amazon

メリット:スーパーなどその辺りでは手に入らない珍しい食材や調味料を買うことができる。都心など対象エリアに住んで入れば生鮮食品が即日〜に届くfresh便を使うことができる。(我が家のエリアは対象でないので使用したことはない)

デメリット:ダンボールの処理が面倒。運が悪いと複数の倉庫からバラバラと届くので本当に厄介。配送が別になると事前に分かるなら注文しないのに注文が確定しないと分からない。

 

と、こんな感じです。

7つ挙げましたが7つを同時に使うことはほぼありません。

 

たとえば、フルタイム会社員の時は近所のスーパーとコンビニで平日は済ませ、週末にちょっと遠い市場に行って美味しいものを買っていました。オイシックスも使っていましたが食材使い切れずダメにすることが多かったので、今思うと当時のフルタイム残業モリモリ生活スタイルには合ってなかったのでしょう。

 

子どもが生まれる前後、外出がほぼできなかった時はほぼネットスーパーとオイシックスに頼りきり。突発的に必要になったものやネットで手に入らないものは家族の仕事帰りにスーパーで買って来てもらっていました。

 

子どもを連れて出かけられるようになってからは、ネットスーパーをメインで使いつつ散歩のついでに空っぽのリュックサックを背負って市場にお出かけ。米は精米したてが好きなのでオイシックスで。

 

では今はどうか。自分の周りだとこんな状況です。

1、近所のスーパーはほぼ大丈夫ですが米・麺類がほとんど棚からなくなりいつ入荷するか見えません。

2、市場は非常事態宣言後もかろうじて開いているものの人混みは極力避けたいところ。

3、ネットスーパーは外出自粛と大量買いの影響か瞬時に利用枠が埋まってしまい、使おうとしても受付時間制限やら購入制限などの制約が多くて全然使えません。

4、コンビニは特に変わらず利用できます。

5、オイシックスは発注はできるものの注文制限が入っていたりキャンセル後の再注文ができない状況。

・・・と混乱の中、最近加入した6、生協では今のところ安定して食料を届けてくれます。生協の中だと生活クラブはちょっと単価は高いのですが、当面は生活クラブをメインに置き、突発的に必要なものは近所のスーパーや近所のスーパーでパパッと済ませるといった組み合わせが我が家にとって最善だと言えそうです。

 

 

このように、各々のメリットデメリットを踏まえた上で普段から最適な買い物手段を用意しておくといざというとき困らないし「食べ物が手に入らなかったらどうしよう・・」と精神的に不安になることもないので、時間があるときに自身の身の回りで利用できる調達手段を見直してみると良いかもしれません、という話でした。

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