ていねいな暮らし、あきらめました。

丁寧な暮らしに憧れているものの、ちょっと無理。おおざっぱに、しあわせに。

ホットクックの2段調理機能で毎日の自炊を乗り切る

私は料理が好きなのですが、大体2週間おきに著しくモチベーションが下がります。

 

モチベーションが高い時は様々な媒体で料理動画やレシピを見てあれ作ろうこれ作ろうと胸がワクワク。市場へいくときれいな魚!おいしそうなお肉!新鮮な野菜!と目移りしてしまう…のですが。

 

一方モチベーション下降期は献立が思いつかないどころか自分で何が食べたいかも分からなくなってしまう。スーパーに買い物に行っても食指が動かず、とりあえず栄養バランスを最低限考えた食材で日々の食卓を「消化」する日々。冷蔵庫はどんどん寂しくなるし家に食べるものがないから作るものもどんどん侘しくなっていく・・・

 

そのようなモチベーション下降期は家族に作ってもらったり、デリバリーのピザやらファミレスやらを利用するのですが、さすがに毎食とはいかない。

 

モチベーションが低い時、何が料理するハードルを上げているのかなと考えるとやはり工程の多さなのですよね。具材を切って下処理して調味料合わせて、その傍ら米炊いて味噌汁作って…と考えるだけでウンザリしてしまう。一汁一菜ですら厳しい。

 

ということで、少しでも工程を減らそうと考えた結果、手持ちの道具で一案ありました。ホットクックの2段調理機能です。

 

ホットクック(1.0Lタイプ)、私が持つ機種は小さな蒸しかごがついています。これまでは冷凍ごはんを蒸したり味噌汁を炊いたり、何かしら「一品」を作る目的で稼働させていたのですが、鍋の中と蒸しかごの上で二品を同時調理する「2段調理モード」を試しに使ってみたらすんなりうまくいきました。

 

 

2段調理モードの存在は購入前から知っていたのですが、これまで使うことはありませんでした。理由はシンプルで「どう使っていいのか分からなかった」から。

 

2段調理のメニューには「飲茶モード」やら「イタリアンモード」「丼の具とごはんモード」やら、えらく限定的かつ実用性のないメニューが搭載されているのですが、これをどう応用したらいいか分からずにいました。しかしある時ふと、 飲茶とか丼ものなどの一メニューでなく「飲茶→蒸し物」、「どんぶりの具→軽い煮物」と脳内変換することでようやく使い方がイメージできました。 私が2段調理モードで作るのはもっぱら「味噌汁」と「ごはん(冷凍ごはんの温め)」です。

 

 内鍋に好みの具材と水(2人分なら380〜400ccほど)を入れ、蒸しかごには大きめに切ったクッキングシートを敷いて冷凍ごはんを入れて包む。この時冷凍ご飯の形状が大事で、私は冷凍の際に蒸しかごにラップを敷いてごはんを詰めます。蒸しかごにフィットする形の冷凍ごはんストックを作っておくと、温める際はそのままスポンとかごに入れることができるわけです。 

 

内鍋にごはんを入れた蒸かごをセットしたら蓋をしてスタート。メニューはCOCORO KITCHENからダウンロードしておいた「麻婆豆腐&冷凍ごはん」です。

この作り方を見てみると、内鍋に豆腐と麻婆豆腐の素を入れ、蒸かごに冷凍ごはんを入れるとありました。ある程度汁気があり、かつ柔らかい具材が入った鍋を温める機能であれば少量のスープもカバーできると考えたわけです。

 

調理時間はだいたい30分ほどだったかと思います。加熱終了したらごはんの様子を見ます。しっかり加熱されていれば蒸かごを取り出し、仕上げに鍋にネギ、わかめなど煮込みたくない具材と味噌を溶き入れて完成です。味噌を最後に入れるのは、味噌は煮てしまうと香りが飛んでしまうから。最初は一緒に入れてさらに楽にやっていたのですが、いまいちおいしくなかったので一手間増えますがこの順番になりました。

ごはんの量によっては加熱終了時点で蒸しあがっていないこともあるので、その時は一度ほぐし5分ずつ加熱延長して様子を見ます。味噌等はごはんができたタイミングで入れます。

 


ごはんと汁物が自分の手を離れて勝手に調理されているのは非常に楽。あとはおかず作りに集中するもよし、適当にお惣菜買ってくるのもよし、ごはんの友を並べてもよし。同じやり方でスープでなくお湯を張り、レトルトパウチのカレーやハンバーグを温めてもうまくできました。 

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あとこれ、冷凍ご飯のおいしさが嬉しい。レンチンよりも断然おいしいです。炊きたてのご飯が10点なら8、9点あたりでしょうか。レンチンから蒸し加熱に切り替えてから、ご飯用のタッパーはほぼ全て処分しました。

 

注意すべき点は加熱終了するタイミング。終了してから放置するとご飯がベチャベチャになるので、できる限り食べるタイミングから逆算してスイッチを押せると良いです。

私は普段、食事の支度を始める時にセッティングして食事時間の20〜30分前になったらスイッチを入れるようにしています。が、何らかの理由で食事が後ろ倒しになってしまう時は保温モードにして汁物は温めつつ、ごはんはおひつに入れておきます。アツアツごはんは失われますが、ベチャベチャごはんよりはマシ、という考えです。

 

あと、蒸かごの深さを考慮すると汁物はあまり多量に作れません。具材にもよりますが少なめの3人前までが限界かなという所感です。そもそも冷凍ごはんもその程度しか収まりませんので、あくまで少人数家族用のテクニックです。 f:id:tsumatsumatsuma:20200712160448j:image

疲れているや余裕がない時、不要な家事はとにかく省略、省略。ほどほどに手を抜いて好きなことや休息に時間を費していきたいです。