土井善晴先生の「しらすの焼き飯」。疲れた夜に。
旅行帰りで夕方に家に戻ってきたある日。
ヘトヘトなんだけどガッツリしたものは食べたくないから外食の選択肢はなし。
簡単なものを家で作ることにしました。
実はその前日、本屋さんでたまたま見かけた本のせいで自分の内側には
あふれんばかりのチャーハン欲がみなぎっていました。
帰りの電車の中でずっとチャーハンの画像検索していました。
後日、結局その本屋さんで見かけた本『パラパラじゃなくていい!最高のチャーハン50』を購入しました。
さて、話に戻ります。
チャーハン食べたいけど脂っこいのは食べたくないと
一見相反する考えを持っていたのですが、
つい数週間前に私の中の「料理の刺客(※)」土井善晴先生のアプリで
チャーハンの動画がアップされていたのでこの機に挑戦することにしました。
疲れているときに新しい料理に挑戦するなんて無謀なようにも思えますが、
動画なので出来上がりまでのイメージがしやすいし、何よりおいしそうだった。
体が求めていたので仕方がありません。
「しらすの焼き飯」です。
具材はネギと卵としらす。
塩も油も少なめ。
ポイントは具材を入れる度にしっかり炒めて温度をご飯と同じまでもっていくことと、仕上げに熱湯を回しかけること。
いわゆる中華屋さんの旨すぎるやつではないですが、ふっくらしてて 優しくて。
お腹にするっと入って行きました。
旅行で美味しいものたくさん食べましたが、こういう家の食事があるから美味しいと思えるのだろうし、美味しいものを外で食べるから、家の食事の良さを再認識できるのでしょう。
良い旅の締めくくりでした。
(※)私は料理のことで迷ったり悩んだ時に参考にする料理研究家さんたちのことをこっそり「料理の刺客」と呼んでいます。土井先生は私の中で第一の料理の刺客です。前々からファンですが、名著『一汁一菜でよいという提案』を読んでからは、私の中で生き方の師匠でもあります。